テレビ番組から

日曜日朝、TBS系で放映されている「儲かりマンデー」という番組で、京都議定書発効によって始まるビジネスチャンス(もっとストレートに言うと「儲けの種」)について取り上げていました。

主な内容はこんな感じです。

・2005年2月16日、京都議定書が発効(「スタート」と括弧書きされていた。「発効」の説明から我々もしないとね)される。
・先進国に2012年までに温室効果ガスの削減量(1990年度比)が割り当てられた。「日本は6%減」だが、「省エネ優等生」である日本にとってはかなり厳しい目標。
アメリカの離脱によって、発効が危ぶまれたが、ロシアが参加。「ロシアは救世主か正義の味方か?」
・いや違う。90年当時社会主義国だったため、削減目標がないばかりか、その後の設備投資などによって排出量に余裕がある。そこで、排出権取引京都メカニズムを使って儲けようとしているのだ。
・日本はこんなにがんばっているのに、なぜこんなことしなければならないのか?アホくさいじゃないか!「正直者がバカを見る」のではないか!…いや、そうじゃない。誇りを持つことが大事なのだ。
・とはいっても、誇りだけではやっていけない。どうするか?…実はエコビジネスには儲けの種があるのだ!
・プラスチックは作るのにも処分するのにも温室効果ガスが出る。ではプラスチックの現場では?…NECは「形状記憶プラスチック」を使うことによって、プラスチックそのものの廃棄を減らす実験をしている。
・とうもろこしからプラスチックが作れる!…日本ビクターではとうもろこしが原料のDVDが、トリンプインターナショナルでは、ブラジャーが作られているらしい。
廃棄物処理をビジネスと結びつけた現場では…霧島高原ビールが、焼酎かすを家畜業者に売ったところ、黒豚の肉質が上がったと、引き合いが相次ぐようになり、その売り上げはなんと10億円!
・その他のエコビジネスも活況を呈している。キシムラインダストリーはエコビジネスの総合プロデュース企業。排出権取引市場も含め、ベンチャー企業にはエコビジネス参入のチャンスがある。
・また、エコビジネスは現在、国のバックアップがある!
・では、消費者にとっては?…環境優良企業への投資によって、資産運用ができるエコファンドは、一時期人気が落ちたが、議定書発効を控えた今、再び有望な商品になりうる!